落語<白鳥・菊之丞二人会>

亀戸文化センターのカメリアホールで鑑賞してきました。
コロナ禍のため5/8の公演の振替だそうです。

開口一番は、菊之丞師匠のお弟子さんのまめ菊さんでした。
今日のような冷たい雨の日には、心情がよく伝わる道灌でした。

めくりが出てなかったので、気になっていましたら、菊之丞師匠・白鳥師匠お二人がマイクを持って登壇しました。
今日の二人会のいきさつを話してくれました。
話題は、先日お亡くなりなった柳家小三治師匠の思い出話になりました。
一度は小三治師匠の噺を聴いてみたかったです。

トークが終わってここでめくりが登場しました。
菊之丞師匠の初天神です。
終わり方が、蜜のだんごの始末の仕方で終わりました。
古典落語も、同じ噺でも色々な終わり方があるので、それも一興です。

次は爆笑創作落語の大家(たいか)の白鳥師匠です。
今話さなければ、もう話せない!お噺でした。
落語の中だけでも、誹謗中傷を受けず、自分らしく生きる道を探す女性に拍手喝采です。

仲入り後も、また白鳥師匠の登場です。
25年前に作った噺だそうで、靴墨を塗った私たちは「シャネルズ」です。と言う下りがあって、ご年配の方には大受けでした。
私は家に帰ってから検索し、ラッツ&スターの前身の名前だと分かりました。

トリは菊之丞師匠の百川(ももかわ)でした。
今はテレビの普及で、標準語をどこの地方の方でも使いますが、落語の背景の時代は、その地方ごとの国言葉が当然にあって、よそ者には勘違いしてしまう言葉がいっぱいあったようです。

外は雨で気温もどんどん下がる一日でしたが、会場は笑いの熱で温かでした。

一.道灌   古今亭まめ菊
一.トーク  古今亭菊之丞
       三遊亭白鳥
一.初天神  古今亭菊之丞
一.東京時雨 三遊亭白鳥
 仲入り
一.バリバリ女子大生 三遊亭白鳥
一.百川(ももかわ) 古今亭菊之丞

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Date:Oct.17.2021