落語<喬太郎・三三二人会>

サンパール荒川大ホールで鑑賞してきました。
初めてサンパール荒川に行ったのですが、町屋駅から都電荒川線で荒川区役所前で下車します。
行きは、本数が多く便利で、初めての都電にウキウキしてたのですが、帰りは、本数がグッと減り、寒空の中で待つのは辛かったです。
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開口一番は、前座の金原亭駒平(きんげんてい・こまへい)さんです。
道灌を、なかなか面白く語ってくれました。

次は柳家三三師匠です。
まくらで、町屋駅から徒歩でサンパール荒川に来たそうです。
頼りにしたのは、スマホだったのですが、当てにしてはいけない代物だそうです。
道に迷う話の繋がりで、堀の内でした。
そそっかしい熊五郎が、そのそそっかしさを直すため、堀の内の御祖師様にお参りに行くのだけど、道を間違えたりします。
最後まで、そそっかしさが直らない熊五郎でした。

次は柳家喬太郎師匠です。
喬太郎師匠は、西日暮里からタクシーで来たそうです。
なんでも、三三師匠は落語協会の理事だが、自分は常任理事だから、ちょっとブルジョアなのだそうです。
あちこちの地方で、美味しいものを食べるそうですが、中でも麺類は、飲みの締めにもいいので気にかけているようです。
麺類の落語と言えば、時そばです。
実に美味しそうにそばを食べ、不味いそばの食べ方も拍手が出るほどでした。

仲入り後も、喬太郎師匠からです。
実は喬太郎師匠は、膝を痛めていて、高座に上がるのに、座布団の上に折った座布団を置き、見台と膝隠しを自分の前に置いてました。
正座が出来ないそうです。
膝の故障はすぐに良くなるものではないですから、大事にしてもらいたいです。
創作落語で、午後の保健室でした。
声色が実に上手いです。
声優さんになれるのではないかと思うほど、十人十色の声を出します。

トリは、三三師匠です。
転宅です。
まくらで、落語家の噺を決めるのは、高座に座ってまくらを話しながら、客層を見極めて決めるそうです。で、今回は泥棒の噺だそうです。
今、詐欺集団のドンがフィリピンにいますから、世相を表して泥棒の噺になったようです。
でも落語の泥棒は、成功しません。
逆にお金を巻き上げられました。

一.道灌     金原亭駒平
一.堀の内    柳家三三
一.時そば    柳家喬太郎
仲入り
一.午後の保健室 柳家喬太郎
一.転宅     柳家三三